設計：株式会社MARF
場所：石川県
撮影：鶴見哲也（Life is wonder）
石川県の事務所テナントビルにある入居者共有スペース。
テナント入居者募集の広告素材として写真を使いたいという依頼で、建築写真を撮影した。
大きな事務所テナントビルにおいて、よく打ち合わせスペースに困る。
借りたテナント内につくるには、間仕切り工事が必要で初期投資がかかる。
退去時は現状復旧義務が課せられることが多く、その費用もかさむ。
そこで、このような共有空間のシェアオフィスがあれば、入居者にとっては嬉しい。
オープンなカウンター席、ソファー席、セミクローズドなミーティングコーナー、クローズドな会議室と様々な居場所が準備されている。
照明器具や六角形のモチーフなど、天井装飾の違いによって、同一空間ながら上手く空間に変化を与えており、居場所の多様性を空間に上手く表現している。
以上のことから、建築写真の撮影のポイントはこちら。
・入居者募集の広告という観点から、多くの写真を広がりがわかるパースの効いた構図で撮影
・1つの構図に、複数の種類の家具を入れて、様々な居場所が準備してあることを意識させる
・テーブル、ソファーで視点の高さを変えて、そこに座っているかのように演出
（※コメントは、建築写真家として捉えた私見です）
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