設計:takiatelier / タキアトリエ
場所:大阪府(MORINOMIYA RPG)
撮影:鶴見哲也(Life is wonder)

大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)
大阪府にあるシェアオフィスの建築写真。設計は石川県のtakiatelier(タキアトリエ)

大阪府大阪市中央区森ノ宮にあるRPGゲームをコンセプトにしたシェアオフィス(コワーキングスペース)である。
RPGゲームは、レベルアップによる成長過程が楽しみの一つ。
ここで集う人たちが、共に経験値を積み、成長していくことが施設のコンセプトとなっている。
RPGらしい空間表現が、直喩的に求められできたのがこの空間。
ゲームのフィールドをモチーフとした多様な素材が使われているのが大きな特徴。
しかし、直喩的な素材表現だけでは、実際に使う側の利便性を満たすことはできない。
そこで用いられた手法が、床の段差によるアイレベルの変化である。
シェアオフィスという性質上、同僚ではない赤の他人と空間を共にすることも想定される。
仕事中、視線が合うとどうしても集中できなくなる。
そこで机ごとに床の高さを変えることで、向かい合った際も視線が合わないように設計されている。
図らずしもこの段差が、RPGゲームのフィールドの厳しさをも表現しているように感じられる。
また、要所に造作の宝箱があるのは面白い遊び心だ。
中には延長コードやブランケットなど、ここで冒険という仕事をするにあたって役に立つアイテムが入っている。
クライアントのユニークなコンセプトを、直喩的かつ実用的に空間に落とし込まれた秀逸な設計である。

以上のことから、建築写真の撮影のポイントはこちら。
・建築空間というよりも、そこでの出来事に注目
・人を入れて撮影し、様々な人が集うこと、共存できるよう配慮された設計であることを表現
・人は、動きや表情を指示し、空間で起き得る状況をイメージ喚起させる
・宝箱はズームレンズで少し背景をぼかして象徴的に撮影

(※コメントは、建築写真家として捉えた私見です)

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