設計:中島弘陽 ( Koyo Nakajima / 株式会社日建設計 在籍)
場所:富山県(中島淳弥税理士事務所 / Fragrant Olive_nail salon
掲載:architecturephoto
   ArchDaily
撮影:鶴見哲也(Life is wonder)

富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)
富山県のリノベーション店舗併用住宅の建築写真(設計:中島弘陽)

富山県魚津市にある長屋住宅。
元は住居だけだったが、リノベーションを機に事務所とネイルサロンの用途が追加され、複合用途の建築になった。
別々の用途だけど、家族同士で一つ屋根の下で空間を共有する。
この共有の方法が、光だと感じた。
前面道路側に吹き抜けを設け、1階は事務所、2階はネイルサロンとなっている。
吹き抜けの間には、アクリル板が設置され音や熱を遮っているが、前面のポリカ複層板から入ってくる自然光は共有。
別々だけど、同じ光を共有して結びついている。
また、夜間はお祭りの行燈のように町並みを照らし、美しい佇まいになる。
光の共有と発光現象を見て、これは光の建築だなと強く感じた。
その光は半透明なポリカ複層板と、白く仕上げられた内装仕上げにより拡散光となるため、とても柔らかくて曇天の多い北陸の地によく似合う。
内部空間は、吹き抜けに面した2階の手すりが、既存の窓台を利用したり、取り付く柱には材木屋の刻印が見えていたりと残し方が面白い。
ディテールがシンプルで、きれいに納められているので、柔らかな光がその印象のまま奥まで届けられる印象を受ける。
やはり、この建築は光という現象の建築なのだろう。

以上のことから、建築写真の撮影のポイントはこちら。
・方位から行燈として光る建築越しの朝焼けが撮れると判断し、深夜に現地到着して撮影
・コンセプトの光を表現すべきなので、昼間は照明を点けない
・自然光による影の暗さをしっかり残し、光の明るさを強調できるよう現像
・リノベーションの跡(手摺や柱の刻印)を部分的に切り撮る
・長屋であることがわかるよう、手前から奥にかけてパースを効かせて撮影

(※コメントは、建築写真家として捉えた私見です)

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