設計:(有)大平木工
場所:新潟県
撮影:鶴見哲也(Life is wonder)
新潟県内でも、特に豪雪である山間の町に建つ住宅。
軒先が雪で折れないように、軒の出が極端に短い箱型の外観になっている。
1階は農作業場を兼用しているため、LDKは2階に配置。
周囲の開かれた環境と、2階リビングの雰囲気がよくあって心地良い。
東側の横長の連続窓に対して設けられた造作のキッチン兼カウンター。
そこで朝日を感じながら食べる朝食は、さぞ美味しいだろうと想像できた。
また、2階リビングにしたことで、屋根に沿った天井にでき、天井が高くて開放感抜群だ。
小さな梯子を登ればロフトがあり、きっと子供達の秘密基地になるのだろうな。
大工さんを抱えた地域に根付いた工務店の設計施工で、随所に大工さんの手作業が光るのも特徴だ。
豊かな自然と共存しながら、その雰囲気を上手く取り込んだこの土地だからこそ建てられた建築である。
以上のことから、建築写真の撮影のポイントはこちら。
・主体の建築が小さくならない程度に、適度に周辺環境を入れた外観構図
・朝日が射す時間帯を選び、心地良い午前中の様子を撮影
・窓の外の風景がほんのり残るよう現像処理(白飛びし過ぎない)
・大工さんの手作業が見える部分を、ズームレンズで切り撮る
(※コメントは、建築写真家として捉えた私見です)
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