建築写真家が撮る都市風景
撮影日:2018/01/10
撮影:鶴見哲也(Life is wonder)
石川県金沢市の有名観光スポットの一つである21世紀美術館。
2014年の開館10周年を機に、新たなシンボルとして計画されたのがパビリオン「まる」。
設計は、21世紀美術館と同じ妹島和世 + 西沢立衛 / SANAA。
北陸は雪国という印象があるかもしれない。
しかし、近年は温暖化の影響なのか、あまり雪が降らない。
そんな中、2018年の冬は記録的な豪雪であった。
平野部でも大粒の雪が降り、街を白く彩った。
パビリオン「まる」ができてから、ずっと雪と一緒に撮りたいと考えていた私にとって好条件だ。
「まるびぃ」の愛称である21世紀美術館を背景に、新パビリオンの「まる」、そして雪の「まる」。
3つの「まる」による共演は、イメージ通り可愛かった。
この時期、この条件だけ撮れる幻想的な都市風景だ。
なお、「まるびぃ」という愛称はあまり浸透していないし、肉眼では雪は丸く見えることはない。
写真だから描ける一瞬のアートだ。
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