設計：安藤建築事務所 （Instagram：@ando_kenchiku）
場所：石川県
撮影：鶴見哲也（Life is wonder）
白いガルバリウム鋼板とナチュラル色の板張りで、爽やかなイメージの外観。
大小2つの片流れのボリュームで一見シンプルだが、室内空間は壁が斜めに走ったイレギュラーな空間となっている。
1階のダイニングキッチンは、土間コンクリート。
犬と暮らす住まいで、室内外の行き来が自由にできるように配慮されている。
土間の中心にはステンレスのキッチンを設置。
コンクリートとステンレスという無垢な素材同士の組み合わせで、とても相性が良い。
上部は吹き抜けとなっており、象徴的な空間に感じられる。
一段上がったリビングや階段、2階の床は、ウォールナットの無垢材フローリング。
硬めの樹種のため、犬の引っ掻き傷にも強い。
これもまた無垢な質感によく似合う色合いだ。
外部は白く、内部は無垢な素材感を活かした色合い。
更に、外から中の間取りが想像できないような間取りづくりで、ギャップのあるデザインにまとめられている。
以上のことから、建築写真の撮影のポイントはこちら。
・土間のダイニングキッチンを主役と捉えて撮影
・吹き抜けを下から撮るだけではなく、見下ろす構図も撮ることで、開放感と象徴的な雰囲気を表現
・室内外のギャップのある空間づくりなので、室内外の空間構成の関連性はあえて意識せず撮影
（※コメントは、建築写真家として捉えた私見です）
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